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ふと長々と何か書きたくなったので書いてみる・・・(´¬`)
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「そんな・・・」
対人戦特有の緊張した雰囲気の中。
「ごめんなさい」
二人が出会う確立など奇跡に等しい。

─────。

「なぁ、あのクラブどう思うよ」

男は隣で休憩をしている人影に目をやる

「どうって言われてもな・・・
 強いほうなんじゃないか?」

「そういう事じゃなくて、
 あいつらさ、俺らの事意識して狙ってきてね?」

対人戦なのだから気にしてもしかたがないだろうに・・・。

「あいつらってextremeの事でしょ?
 うちのクラブだって向こうのこと狙ってんじゃん」

ベッドで休憩になっていた男は体を起こし、気だるそうに白い髪をいじる。

「リオって結構冷たいところあるよな・・・」

「じゃあシンは俺にどんな事言ってほしかったんだ?」

そういうとリオは再びベッドに身をゆだねる

「ほらさ
 お前って仮にも阿修羅使える職じゃん?
 うちのクラブの中で1番あいつら殺してそうだしさ
 やっぱ向こうが嫌いなのかなって」

---阿修羅覇王拳
自分の全魔力を消費し相手を一瞬で消し去るだけの威力を持つ技。

嫌いも何もそんな気にして殺ってるわけじゃ無いが・・・。

「今さ、うちのクラブで向こうにスパイ送ろうって
 話になってるんだけど、暇だったらリオが行ってみないか?」

「いいよ?」

毛布をかけ相手に背を向けたまま返事をする

「OK、じゃあ明日くらいから別キャラで入っててみてくれよ
 一応随時報告は入れること、間違っても相手に寝返るような
 ことはするなよ?」

そう言うとシンは部屋から出て行った

「別に俺はどこに居たって・・・」

何も考えずに返事をした自分に後悔することも無くリオは深い眠りについた


─────。


「それじゃ行って来ます」

今までどこのクラブにも属したことの無かったキャラクター

「いい報告期待してるぞw」

向こうのクラブの人を見つけたので軽く1:1を送ってみる

「すみません、クラブ加入をしたいのですが」

「マスターに話してみるので少しだけ待ってくださいね~」

数分後マスターと名乗る人が1:1を送ってきた

話してみるといつも砦で見る姿のように硬いイメージではなく

人当たりのいい優しい感じの人だった

うちのクラブとは全然違う感じなんだな・・・。

うちの募集はレベル制限もあり、対人主体のため入れる職業も限られる。

クラブに入ると、対人主体じゃないにしろ中々の高レベルプレイヤーが居た。

「こんにちは、体験という形ですがクラブに
 入れてもらったリクです
 一応支援型なので狩りにでも使ってください」

中にはやはり砦で出会った人達も・・・。

「おー! 支援さんだー!
 マスターいい人勧誘したねw」

互いに殺すときもあれば殺される時もあった。

「残念ながら誘ったのは私じゃないですよ~w」

中でも気になったのは ティリアス 。

「まぁ仲良くしてあげてねw」

職業は暗殺者。

─中の様子どうよw
 上手く進入できたようだなw─

気配も感じずに倒されてしまった事も数度ある。

─全体的にレベルは高いけど
 うちのほうが高いと思うよ─

レベル近かったのか・・・。

期間は2週間

いったい何を調べて帰れと言うのだろうか。

─────。

最初の1週間は狩りばかりしていた気がする。

やはり自分が支援型のせいかいろいろな人から狩りに誘われる

その度にキャラクターの特徴とスキルをクラブへ教えていく。

罪悪感は無かった。

そしてまた1週間

この1週間は色々な人と話をして過ごしていた

その間で1番仲良くなった相手が皮肉にもティリアスだった。

接続時間が合うせいか、この2週間いつも一緒に行動をしていた気がする

1つわかったことは

うちのクラブは意識しているが

こっちのクラブではうちは意識されてないようだ

せいぜい強い人居ますよねとしか見られてないようだ

そして今日。

自分のクラブには無い感じを楽しみたかったのかもしれない

クラブには「信頼も得てきたからそろそろ裏が見れそう」

そんな言い訳をして期間を延ばしてもらった。


─お前もしかして裏切るつもりなのか?─

いつかは言われると思っていたセリフ

実際自分が何をしたいか何て考えたことなかった。

─馬鹿言うなよ、絶対戻るって─

─ならいいが・・・。
 間違っても情が移るような事はするなよ─

そういうとシンはクラブの溜まり場へと戻っていった。

「ダメだよ・・・。クラブの掛け持ちなんて」

後ろからこの最近よく聴く声がする

「今の人ってUnlimitedの人だよね・・・」

バレた・・・。

自分の不注意でPTを組んだままだということに気づいた。

「そうです、僕はスパイです
 バレてしまったなら仕方がないですね、
 それではまた砦で会いましょう。」

クラブを脱退しようとした瞬間

「私は誰にも言いませんよ・・・」

予想外の返事だった

最低、うそつき、ひどい、軽蔑の目で見られると思った。

「あなた馬鹿ですか?僕はスパイなんですよ?」

「この2週間はずっと演技だったんですか・・・?」

重い空気が流れる。

「クラブ抜ける前に少しだけお話いいですか・・・?」

俺は黙ってうなずく。

引き止められるのかななんて予想しながら後ろを歩く。

相手の表情はわからない

「ティリアスさん、うちのクラブに来ませんか?
 あなたの強さならうちで歓迎しますよ」

自分でも予想外なセリフが出た。

「ダメだよ・・・
 このクラブの人に迷惑かけちゃうでしょ・・・」

今度は予想通りに進んだ。

─────。

どれくらい歩いたのだろうか、小さな丘の上で二人背を向け座る。

二人の間には葉のない木が立っている。

「今はもう落ち着いちゃったけど、
 昔ね・・・だったの」

聞き取れないほどの小さな声

しかししっかりと聞き取れた単語。

チート、不正な薬を使うことによって
一般プレイヤーでは到底適わない力を手に入れる。

「どうしてそんな事を僕に言うんですか?
 もし僕がそれをバラしたらどうするんです?」

何故か頭に来た、このクラブを落とすための
絶好の材料を手に入れたというのに。

「どうしてだろうね・・・
 私だってこのことを言うのはリクさんが初めてですよ・・・」

表情は見えないがとても悲しそうな顔をしているのだろう。

「辞めようと思ってたんです、
 この世界からさよならしようかと思ってました」

チートを使う人間というのは、基本ばれる。

そして晒され、軽蔑され、嫌われ、どこかに消えていく。

でもティリアスがチートを使っていたという噂は1度も聞いたことが無かった。

「僕は1度も聞いたことありませんでしたよ?」

素直な感想だった。

「でもね・・・今こうして暖かい場所にいると
 とても怖くなるの。
 チートをしていた自分がこんな所に居ていいのかって。
 もしかしてみんな知ってて隠して居るんじゃないのか。
 明日にはクラブから脱退されてるんじゃないのか」

考えたことも無かった。

チートを使う人間の気持ちなんか。

どいつもこいつも最低な人間だと決め付けていた。

2週間いつも楽しそうにしていた彼女には悩みなんて無いと決め付けていた。

「やっぱりチート使ってたなんて言っちゃうと引いちゃうよねw
 引き止めちゃってごめんなさいw
 無理だろうけど、できればこの事は秘密にしておしてほしいかもですw」

彼女はそういうと立ち上がろうとする。

「えっ・・・?」

自分でも気づかないうちに彼女の手を引っ張る。

「言い逃げなんて許しませんよ?
 僕はこの事を他言しません。
 ただし条件があります。」

予想外の出来事に相手も驚いている。

「僕がこの世界から居なくなるまで、
 あなたもその罪を背負って居てください。
 それを破れば今のクラブのメンバーにこの事を伝えます」

自分でも何を言っているのかわからなかった。

「・・・w
 ふふ・・・あははw」

さっきまで泣きそうな顔してたくせに急に笑い出す。

「リクさん言ってることめちゃくちゃですよw
 ずっと軽蔑されるって思ってたのに、
 そんな告白染みたこと言われるなんてw」

言われて見ればそういう意味でも取れるかもしれない。

「それと1つ質問です、どうして僕にそんな事を?」

これだけは理解できなかった。

自分が不利になるようなことを自分から、それを敵に言うというのはなおさら理解できなかった。

「寂しかったんだと思う、クラブのメンバーには言えないけど
 リクさんにならなんとなく・・・?って感じかなw」

「あなたこそ言ってる事めちゃくちゃですよ
 会って2週間しかたってない相手に・・・」

不思議な気持ちだった。

「さて、帰りますよ。
 マスターさん達が待っていますし」

そういうと握ったままの手を引っ張り相手を起こす

「クラブ抜けちゃうんじゃ無かったんです?」

「それとコレとは別ですね」

「また辛くなったら色々話ちゃってもいいですか?」

「それはあなた次第ですね」

────。

初めて人に教えた自分の罪。

自分でも本当はどうして話したかなんてわからなかった。

軽蔑されてこの世界への未練を無くそうと考えていたのかもしれない。

誰にでも優しく、でもどこか寂しい雰囲気を持つこの人。

この人は罪を背負えと言った。

逃げてばかりの自分には想像もできなかった言葉。

初めて本当の友達ができた気がした。

この人が居れば逃げずに頑張っていけると思えた。

「そろそろ溜まり場に着きますねw」

振り向くとそこには誰も居なかった。

クラブリストを確認するとやはり「リク」の名前は無かった。

─────。

「ただいま戻りましたー」

「おーwお久しぶり~w
 で、どうだった?w」

懐かしい仲間の声。

「中にいい人は居ましたが、引抜きには失敗しました
 1つだけ質問いいですか?」

不思議そうな顔をしてこちらを見ているクラメンを見ながら。

「どうしてUnlimitedはextremeが嫌いなんです?」

─────。

対人戦

懐かしい感触を楽しみながら、一人一人倒していく。

そう、出会ってしまった。

少しの間、たった2週間

自分の背中を任せていた相手の気配。

振り向くと戦わなければならないだろう。

「あの時の言葉、私は忘れませんよ」

悲しそうに呟く。

無言で振り向き阿修羅の構えを取る。

─────。

形が歪であろうと

相手を思うこの気持ちは。

片思いにも似た・・・。



ダメだorz
昔みたいに上手くかけない・・・
もう文才は無くなってしまったやも・・・orz
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